ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

取りかへせない投函ひとつ春の宵

直筆の行き交ふ時代うららけし取りかへせない投函ひとつ春の宵立春やズレて固まる切手かな左四つ全盛時代冴返る下級生来て卒業の羽根胸元にバレンタインデー先に舟唄歌はれるビー玉の溜まる窪みや春浅し下請けの下請け直に梅の花濃密なとき経て疎遠朧かな(…

戦火と消へし映画フイルムや年忘れ

戦火と消へし映画フイルムや年忘れ寒椿庭師の大家また庭にレコードの針飛ぶ海や千鳥来る子より孫少なき父や寒卵雪だるまひと文字直し入れ脱稿探梅や面影なにもない戸塚冬菫郵便受けに指伸びる山眠る畳みしままの卓球台自分を出しすぎて海鼠横たはる (自由俳…

地下のミラノ二階のロマン淑気満つ

一柳慧の旋律千鳥来る活版の文字をなでゐし去年今年元旦の炭酸水の蓋固し元旦や揃はぬ人を思はるる松過ぎて集金はじむ組合費松過ぎのワインに浮かぶコルク屑松過ぎてごはん食べなと猫に声地下のミラノ二階のロマン淑気満つ脱稿やラスト一行淑気満つ (自由俳…

笹鳴きやひらがなツメるピンセツト(自由俳句風薫11月まとめ)

笹鳴きやひらがなツメるピンセツトかわらぬ顔とわからぬ顔や石蕗の花綿虫や喪主自転車で来てゐたり白髭の左右均等桃青忌十一月屋根づれてると若ひ人席立てぬラストシーンや返り花湯冷めせり廊下のスタア写真展読まぬまゝ回す回覧日短 確か写植屋さんで版下待…

妻、そして母の境地に…

妻、そして母の境地に… 刈谷見南國 新参者ですので、俳句との出会いなど─。10年ほど前、妻が高校時代の同級生と小さな句会を結成した。もともと妻は栃木県芸術祭や宇都宮市民文芸などの創作(小説)・随筆の分野では一席の常連。県の文壇ではかなり知られた…

休暇明 刈谷見南國

■小3位の時に親が買った小学館「世界原色百科事典」全8巻をいまだに所有してる。まだ30歳位の頃か、帰省中に本を整理してると不意に母が「百科事典結局読まんかったね…」とつぶやいた。そのときは、ギクッとしたが、いやいや、まだまだこれから読む機会もあ…

凍蝶の筆致 刈谷見南國

■師匠から俳号をいただいたので何故かここで発表。■ズバリ、刈谷見南國(かりやみなこく)といいます。本名の刈谷吉見(刈谷は旧姓だが)の3文字を生かして、私の出身地高知県南国市からとっていただきました。やられました。■「自由俳句風薫」オフィシャルペ…

オチ迎ふ星野の笑みや澄みし空

落合博満 サヨナラ3ラン 名場面中日ドラゴンズ 1989年8月12日 落合博満 逆転サヨナラホームラン 星野仙一氏、死去。この報で真っ先に思い出したのが落合サヨナラ本塁打のシーンだった。この日、巨人の斉藤雅樹は完璧な出来で9回1アウトまでノーヒットノーラ…

店を出しグレッグオールマン死す年も暮れ

師走の句ですが、一応直近の(自分だけ)押しということでいまさら失礼します(笑)。 私は経済的事情でレコードプレイヤーを買ったのがかなりおそく、それまではミュージックテープを買ってモノラルのLLカセットプレイヤーなどで聴いていた。ツェッペリン「…

日記。東スポ連載の杉作J太郎による三上寛インタビューの読み応えが凄すぎることなど。

福島みずほの目のメイクが気になってしょうがない。でも日曜討論をすべて理解できるようになったらすごいなと思う。そういえば滝沢修が仲間を集めて、「新聞を読む会」をやってた話をしてた。何の新聞でもいいから丹念に読み、毎週気になった記事を3つ持ち寄…

ちょうど5年前に見た「きゃべつ」「los doroncos AC」についてmixi日記にだけメモしてたので転載。動画見たら、これも貴重なチャンスミーティングの場だったんだと感銘受けた。

いまさらですが2・11は阿佐ヶ谷イエロービジョン行った。きゃべつのセットリストは以下の通り。1.グランジ・アモール(A.C.ジョビン)<動画有>山田mc.2.ベイビー・ソング(オリジナル)3.真夜中のスイーツ(オリジナル)ルイスmc./////////二人きゃべつホンm…

福冨陽子『木下闇に風の吹く』を読んで

あらためて「文芸栃木」(栃木県芸術祭70周年記念号)を読んでみました。巻頭に、生きがい創造舎メンバーである福冨陽子さんの小説部門最高賞作品『木下闇に風の吹く』が掲載されています。 この作品は若手編集者カオルと、放浪癖があり気難しい編集者泣かせ…

川俣軍司の深川通り魔殺人事件があったのは私の誕生日だったことをいまさら知ったことから、和田哲郎さんとのエピソードまで

唐十郎が83年放送の「訪問インタビュー」で佐川くん事件を語るのを見た。そのころほぼ同時に大きな事件がふたつあったとして、深川通り魔事件のことにも触れた。で、そのとき「なんていいましたっけ」と川俣軍司の名前が結局出てこなかったことが意外で引っ…

ハーレー斎藤、逝く。安らかに…

ハーレー斎藤死去の報にぼんやりするなか、大向美智子のブログを読んだらしみじみ泣けてきた。http://ameblo.jp/egoist5/entry-12229089618.html>普段もさいちゃんに話してくるのはチャマの話ばかり>いつもお前のこと考えてるんだぞって…>風間さんちに走った…

身体にいい野菜で、少しでも人の役に。 「おふくろの味・希望」の新たなチャレンジ!(生きがい創造舎Facebook記事より転載)

生きがい創造舎主催の料理教室でお世話になっている、おなじみ阿南澄子先生のお店「おふくろの味・希望(のぞみ)」。「身体にいい無農薬野菜を食べてもらいたい」と、2008年にオープン以来、自ら栽培する野菜中心の小鉢がずらりと並ぶワンコイン(500円)ラ…

一柳慧『現代音楽を超えて』を読んで、なぜか芭蕉の俳諧にたどり着いたこと。

今年出版された一柳慧『現代音楽を超えて』を図書館で借りて読んでみた。 一柳慧 現代音楽を超えて 作者: 一柳慧 出版社/メーカー: 平凡社 発売日: 2016/08/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 白眉だったのはⅣ.「俳諧と音楽の創造性をめぐって…

うずらの卵料理のすすめ(生きがい創造舎Facebook『栃木うずらProject通信』#19より転載)

生きがい創造舎が主催する料理教室で、必ずメニューのひとつに加えているのがうずらの卵料理。毎回、地元栃木唯一の養鶉(ようじゅん)場である真岡市「海老原うずら」さんから卵をご提供いただいています。ではなぜことさら、うずら料理にこだわるのでしょ…

姜泰煥(as)竹田賢一(大正琴)デュオat鹿沼興文堂さんえふ。「栃木で見られる奇跡かな」と高橋社長がぼそっとつぶやいたライブに、山崎春美も訪れた豪華な夜のこと。

11月12日は、鹿沼の興文堂さんえふで姜泰煥(カン・テーファン)+竹田賢一ライブを観てきました。このライブは興文堂の高橋店長から情報をいただいてて、たまたまとちぎ朝日のI編集長と料理教室(生きがい創造舎主催)の件で電話してたときにこの話をすると…

某抽選会のことや一箱古本市のことなど例によってダラダラと

11/1この日は某会場取りのため、抽選会に参加。ぼくら生きがい創造舎の希望日は4団体の抽選となった。抽選方法は、書類の提出順にトランプを引きハートのエースを引いた団体が会場を射止めるというもの。4枚並んだトランプを前に4団体の人たちが固唾をのむな…

生きがい創造舎が『もったいないフェア宇都宮2016』参加&「栃木のうずらフン」のどこが魅力かを改めて…

去る9月25日、宇都宮城址公園で開催された『もったいないフェア宇都宮2016』に「生きがい創造舎」としてエントリーしました。販売したのは純正有機肥料「栃木のうずらフン」。3㎏詰のレギュラーサイズに加え、手軽なお試し小袋も新たに用意して挑みました。…

「喝!タルイバンド」在籍時の片岡理作品「りんりゅう」についての覚書

もう3年前になるが「喝!タルイバンド」のライブを見させていただき、レビューとともにその日に演奏されたスラッヂの片岡理作品「らんりゅう」(片岡ソロシングルでは「らんりー★YOU」と改題)について長々と以下に書いた。http://zoothorn00.hatenablog.com…

カセットテープの思い出をだらだら語るしょの2

最初にカセットテープレコーダー(モノラル)を買ってラジオのエアチェックを始めたのは74年頃だっただろうか。AMのNHK第1「若いこだま」や、親に頼まれて同じくNHKの小説朗読番組などをせっせと録音していた記憶がある。FMなどは、ほんとはTDKのADやSONYのH…

アポロンのミュージックテープカタログのことなどだらだらと

先日アポロンのミュージックテープカタログを発掘したので、パラパラめくっていたら、76年にNHKで放送した「ヤング・ミュージック・ショー」イエス編の新聞TV面番組記事の切り抜きが挟まっていた。切り抜いた記憶はまったくないけどあまりに懐かしいのでアッ…

送り盆8.16

早朝、お店仕事明け、直接事務所に行き朝7時から1時間半地味な広告仕事。帰宅して、明徳の大量得点など見ながら試合途中、墓参り(送り盆)へ。自分は行かなかったが入りに挿したという小さなヒマワリが生気も逞しく咲いていた。その後カンセキに寄りシンク下…

亡き母の留守電きく夢誕生日

群青色のカバンを最近購入したのだが、それを失くした夢を見た。なぜか、失くしたのは高校の修学旅行の最中ということになっていた。そのカバンの中にはあらゆる大事なものが詰め込まれており、気付いたときは目の前が真っ暗に。失くしたのは東京での自由行…

「 栃木のうずらフン」、フン闘す。

というわけで(?)小ネタです。自宅のプランターで育ててる茄子が順調に実をつけました。茄子焼きで食しましたが美味。テントウムシで葉が少々食害にあいましたが大事に至らずです。もちろん肥料は、生石灰入り「純正有機肥料 栃木のうずらフン」。これから…

渡辺紘文監督作品『七日』大田原上映観た

4月24日、大田原市の那須与一伝承館で渡辺紘文監督の「そして泥船はゆく」につづく新作「七日」を観てきました。110分モノクロ作品、セリフなし、キャストは監督自身と監督のおばあちゃんの二人のみという設定に、逆に楽しみは膨らんでいましたが、期待にた…

寄稿:てめえらふざけんな2016(文:スミオ)~40年前に片岡理がつぶやいたこととは?─高校時代の同級生、スミオさんが語る極私的追悼メモ

みなさん、はじめまして。スミオです。1975年から77年にかけて、片岡クン(土佐高では「りーちゃん」と呼ばれてました)といっしょに、土佐高校ギター部に在籍しておりました。僕は、りーちゃんとはずっと疎遠で、音楽活動もよく知らなかったのですが、ギタリ…

「これは、全ての敗者の情念がもたらした最後の復活戦である─『てめえらふざけんな!!』」(片岡理)

今朝片岡さんの割と長い夢を見たので取り急ぎ。スラッヂ片岡理さんのソロの新譜リリースが決定し、インディながらサブカル界で話題となり、レコ発3日連続トークライブが決まる。なぜかトークライブらしい。ぼくは飯田橋に通い、さえないサラリーマンをしてい…

あまりにも眩(まばゆ)ひボウイに距離を置き~デヴィッド・ボウイからイアン・ハンターに至る超個人的なメモ

デヴィッド・ボウイの訃報にいまだに動揺している私。ことさらに崇拝、というほどではなかったけれど、70年代に聴いてた音楽の中でも突出した存在のひとりだったし、特別な憧憬を感じてたのは確か。で、いったいどう聴いてきたのかあらためて振り返ってみよ…