ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

ハーレー斎藤、逝く。安らかに…

ハーレー斎藤死去の報にぼんやりするなか、大向美智子のブログを読んだらしみじみ泣けてきた。
http://ameblo.jp/egoist5/entry-12229089618.html

>普段もさいちゃんに話してくるのはチャマの話ばかり
>いつもお前のこと考えてるんだぞって…
>風間さんちに走った

このくだりから、お粥さんを買うところ。すばらしい。

大向がLL新人の頃、よくドキュメント番組に出演していた。道場の練習で大向が、穂積を相手に首投げを5回ほど繰り返し(穂積は受け身の練習になる)、それから上に持ち上げてボディスラムという一連のシーケンス。持ち上げながらよろける姿にリング下のハーレー「なんで詩子1人が持ち上げられないんだ、おまえは!」と叱咤する。風間、神取なども見守っていたが、指導役はもっぱらハーレーだったような気がするし、このブログでもそれはわかる。ハーレーの試合はジャパン女子末期からLLPWの毎月の後楽園、千葉の銚子や新潟など数えきれないほど見た。そのせいかハーレーが夢に出てきたことがある。ハーレーって性別は女性かもしれないけど、気の強さは男子そのものという印象が強くてそれは失礼かもしれないけれどいつもひっかかっていた。それと身体能力の高さや技のキレなど本当に天才肌だったし、どんなスポーツでも超一流のアスリートになれたのではと妄想させるようなところがあった。

全女との交流戦が始まったころは「全日本女子も歴史はあると思いますけど、自分たちにも歴史がある」と確固たる自信とプライドをもって立ち向かい、結果北斗やブルを認めさせた。三田や下田との試合ではプロレスを教えていたようなところもあった。もう少し身体が大きければどうなってただろうとこれも妄想。最初に北斗とタッグで試合した後、真っ先にマイクもって「これじゃ納得いかねえよ」と北斗にかみつく。さらに控室に乗り込んで「てめえとは決着ついてねえんだからな」「おまえとはそのうちやってやるよ」。このやりとりしびれたなぁ。動画は残ってないだろうけど、RIEとのシングルも実戦でのプロレス教室みたいなものだった。試合後RIEに「元川とやった時がもっとおもしろかったぞ」とニヤリ。「やりたかったハーレーさんと試合できて心のもやもやがとれました」というRIEの談話にもほっこりした。

そう、見ているだけでももやもやがとれる痛快な試合をつくれたのがハーレーだったかな。色々思い出すけど忘れたことのほうが多い。それほど時が過ぎてしまった。でも動画はたくさんありそうなのでぼちぼち思い出して追悼できるかな。

ハーレー、さようなら。ほんとかっこよかったなぁ。R.I.P.

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↑LLやjdを見ていたころの観戦メモ。読まないでください(笑)


ハーレー斎藤、イーグル沢井 vs. ブル中野、アジャ・コング 1/2 (93.04.02横浜アリーナ)