ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

ちょうど5年前に見た「きゃべつ」「los doroncos AC」についてmixi日記にだけメモしてたので転載。動画見たら、これも貴重なチャンスミーティングの場だったんだと感銘受けた。

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いまさらですが2・11は阿佐ヶ谷イエロービジョン行った。きゃべつのセットリストは以下の通り。

1.グランジ・アモール(A.C.ジョビン)<動画有>
山田mc.
2.ベイビー・ソング(オリジナル)
3.真夜中のスイーツ(オリジナル)
ルイスmc.
/////////二人きゃべつ
ホンmc.
4.朝(はっぴいえんど
5.ベッドの中(オリジナル)
/////////
6.カバティーナ(S.マイヤーズ…映画「ディア・ハンター」より)
7.ジェット機のサンバ(A.C.ジョビン)
山田mc.
8.魂のノスタルジア(オリジナル)
ホン&山田mc.
9.イパネマの娘(A.C.ジョビン)


イエロービジョンにははじまる5分前位につき、入口のとこにいらしたどろんこさんにご挨拶する。落合の写真をつかったチラシについて触れると、「あんな素敵な音楽やってるんだから、きゃべつを大きく載せればよかったのに」とおっしゃるので恐縮してしまう。

きゃべつはいくつかの顔を見せてくれたが、山田&ホンちゃんの2人きゃべつが何故かいちばん印象に強い。しかもはっぴいえんどのカバーより、そのあとのオリジナルのほうがよかった。ホンちゃんのギター&ヴォーカルも意外だったし、曲もおしゃれ。山田氏のギターアレンジもひときわ冴える。この二人だとお互いに遠慮なく主張できるからいいのかも知れない。もともときゃべつはこの二人からはじまったのだ。ジョビンの楽曲はさすがにどれも美しい。が、「ジェット機のサンバ」などはけっこうアグレッシブでギターもドラムもロック風味。そういえば山田氏がブラジル修行中、サンパウロのハコに飛び入りした時のことを書いたエッセイを思い出した。山田氏がジョビンを数曲演奏したあと、司会者が気をきかせてMCを入れる。「ニホンからきたヤマダさんです。ブラジル人はもっとジョアン・ジルべルトなどのブラジル音楽を聴かなきゃいけない」。ここで盛り上がったという。面白いエピソード。
ルイスさんは相変わらずの職人ぶり。山田ゆう子さんのフルートは自信にあふれ歯切れよくメロディをリードする。あとでご本人にきいたらW山田+片岡理でいちどライブをしたそうな。そんなわけで約50分。すらともよりずいぶん長かったがそれでもまだぜんぜん聞き足りない思いだった。さっきの山田くんのエッセイ「サンパウロの熱い夜」はこちら→(http://shiryoku2010.web.fc2.com/Html/index3.htm

「VILLA・MADALENAはチャンス・ミーティングの場なんだ、今日のアナタとのように」

対バンのロスドロンコス・アコースティックは武蔵小金井の野方祭以来。あのときにいちばん感銘を受けた「去年の切り株で、死んでしまったあいつと話をした……」という内容の曲が1曲目だった。どろんこさんの、ギターと声のなんの衒いも気負いもない脱力感、そして色っぽさ。セブンさん、川口さんとのトリプルギターはアコースティックだとそれぞれむき出しの個性が出て面白い。野方祭ではなかったドラムも加わり、最後はエレクトリック並みに白熱。いやいややっぱり、かっこいい。「アコースティックはどうなのかな」と不安がっていた某Mのさんなど、終わった後は「毎回通いたい!」と少しコーフン気味に語っていたほどだった。

打ち上げでは17年ぶりにあった友人と話し込んでしまった私。なかなかに濃い夜でした!!
(2012年2月22日mixi日記)

グランジ・アモール


きゃべつ


los doroncos AC


los doroncos AC