先日、例によってノープランでしたがふと結城紬でも見ようと茨城県結城に行ってきた。小山のすぐ南で栃木との県境。宇都宮から車で1時間ほど。街中で情報を得て「つむぎの館」にいってみたらなんと休館日。図書館に行きたくなる日はなぜかいつも休館日、という法則があるけどあれです。それでもめげず今度は「つむぎの里」という場所に向かって田舎道を走ってると、道路で巨大なニワトリに遭遇。
これは軍鶏の一種だろうか、とにかくでかい。すかさずパンの切れはしを与えるとついばんでいる。動きは意外にのろい。近くに小学校があったのでそこから迷い出たのかも。と思ったら小学校から職員らしきおばさんが出てきたので指摘したら、「あぁ、そうですか」とのんびりしたものだった。先をいそぐので軍鶏とさよならし、「つむぎの里」へ。
ここで、藍染めの原料である藍を保存する藍がめを見たが、藍は徳島産というのでハッとした。徳島はかつては藍の一大産地で藍大臣と呼ばれる富豪もいたが昭和には没落していたはず。が、まだ徳島の藍は生きていたのだ。
で、ようやく結城紬もここで見て触れてからに、〆は酒蔵に挿入(笑)。伺ったのは「酒蔵武勇」。武勇ブランドのお酒はすべて麹米に山田錦を使い、仕込み水は鬼怒川水系とのこと。純米は辛口オンリーだったので、甘口の醸造アルコール入り普通酒をセレクト。酒蔵での見学や利き酒の情報などを得てからに、おいとました。写真は棒立ちシリーズ「サカグラと私」…。