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ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

羽仁進、ソクーロフ、Wabo Chaoライブなどなど

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日本映画専門チャンネルで羽仁進『午前中の時間割り』(1972ATG)を見た。女子高生2人が夏休みに8ミリ片手に旅するロードムービー。写真は旅行帰りの怜子(シャウ・スーメイ)に、彼女に思いをはせる同級生下村くんがノートを返すとこ。下村くんが、もってるラジオがSONYスカイセンサー5500(1972発売)。スカイセンサーの1号機で、この時点で縦型ラジオは超斬新だった。ぼくが買った5800が出る一年前だ。もしかして美術の石岡瑛子が調達してるのかな。そんな石岡瑛子も去年亡くなってしまったけれど。

羽仁進は夫人でもあった左幸子主演『彼と彼女』が心に残るけど、あのドキュメントタッチは共通している。ただ、こちらは出演者が撮った8ミリ映像を多用したり、ちょっと実験的にすぎるかも。ジャズトランペットの沖至が、役者ではないのにいちばん自信たっぷりな演技で、2人の主人公(女子高生)を惑わせる色男ぶり、面白い。「でもおかしいわね、人間の心って。全部わかってるはずなのに、まだ何かありそうな気がして最後まで知りたいの。」(怜子)

つうことで思い出し日記再び…。いま再びはオールマンブラザーズ…。

5月15日(水)
早稲田松竹アレクサンドル・ソクーロフ特集で『静かなる一頁』『日陽はしづかに発酵し…』を観た。
『静かなる一頁』(1993)はドフトエフスキー「罪と罰」とグスタフ・マーラー「亡き子をしのぶ歌」をモチーフにした心理劇的ドラマ。ソクーロフいわく「マーラーのスタイルはドフトエフスキーに似ている」。えんえんと流れるマーラーをきいてこれは改めて聴かなければと思った私。(余談だけどこの2週間後、宇都宮で「クリムト展」を観たのだがここでもマーラーを聴いた。マーラークリムトとは深い交流があり、マーラー夫人は元クリムトの恋人だったことも初めて知る…)人々が廃墟のような建物の吹き抜けから次々と飛び降りる悪夢のようなシーンが強烈。やはりタルコフスキーを思う。ラスコーリニコフが出会う少女の存在感…。すでにまた見たくなっている。こっちはソフトないのかな。

日陽はしづかに発酵し・・・ [DVD]

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『日陽はしづかに発酵し…』(1988)
『静かなる一頁』のあとに見たからか、冒頭のカラコム砂漠の空撮がダイナミックで気持ちよすぎる。もう自分が馬場にいることなど100パー忘れてる(笑)。舞台はトルクメニスタン。砂漠の中にある石造りの雑然とした部屋で、日々論文を書くロシア人青年医師が主人公。この人が髪の毛サラサラの超イケメンで、日々交流するいかにも土着的中央アジアの人々とは対照的(「エクソシスト」の冒頭に出てくるイラクの人たちを思い出す)。で、この主人公が論文を書こうとタイプを前にする。すると電話がかかる。事件が起こる。仕事は遅々として進まないみたいな、そんな展開。説明がまったくないので、そんなあれこれも見てるうちになんとなくわかってくる(汗)。殺人事件から小さなエピソードまですべてが淡々と描かれる。そして、アジア人の親友との別れ。カスピ海へ出る船のシーンが美しすぎる。というか全編映像の美しさにほれぼれしてしまう。人によっては冗長に感じるだろうカメラも、もう1本目で慣れてしまってた感じ。ソクーロフ、ちょっとハマります。

5月16日(木)
関内ストーミーマンディにてWabo Chaoを観る。MANDOG+田畑満+藤掛正隆のトリオ。3月にアースダムで観たときのmandogギターが忘れられずに横浜まで出向いてしまった。アースダムではおれはほぼファンクミュージックとして聴いていた。弾くというより、かきむしるファンク感覚のギターにトリップしてたんよ。…思い浮かべたのは88年JAM復活スラッヂの片岡ギター。で、この日はうって変わってサザンロックとしてきいていた私(笑)。切れのあるスライドギターにデュアン・オールマンを垣間見ました。しかしそんなジャンル分けなど無意味なのがきっとWabo Chao。藤掛氏のドラム、田畑氏のベースももう文句なしの強靭なサウンドで大満足。ワンマン、2ステージというのもお得だなと思ったね。帰りは、横浜駅で「横濱ハーバー」をおみやに買いました。

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