ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

「フライ・ライク・アン・イーグル」木場『河本』KnowMeZ『Nowhere NowHere』

■先日、近くの神社とお寺の間の路地を自転車で通過してたときのこと。寺から路地の上まで枝が伸びる大銀杏のところで、脳天をゴツンと当たったものがあった。枝をかすめたかと頭上を観たら二羽のカラスがすぐ上を飛翔している。一瞬に理解したのは、カラスが勢いをつけて飛翔するため、私の脳天にいったん着地してジャンプした、ということを。唖然とする。しばらく走って、そっと振り返るとカラスはもういない。銀杏の中に巣でもつくっているかもしれない。ヒッチコック「鳥」を思い出した。この話をしたら「ホップ・ステップ・ジャンプ」「フライ・ライク・アン・イーグル」という人あれば、「御影石だと思ったんじゃない?」という人もあり。てか御影石て……汗。

■ハードスタッフ小西昌幸さんのmixi日記が面白い。ぼくは買った本を読まずそのまま積んどく状態になることがかなり多いが、小西さんはそのはるか上を行く。小西さんは置き場所の問題もあり、買った本はまったく読まずそのまま段ボールに入れ、いっぱいになったらただちに封印して納屋に入れる…という行為をほぼ10年間続けたせいで所有物かそうでないかの判別がつかない本が多いという。そして本にパラフィン紙をかけてなでたりすることで幸福を感じるとも。表現が正しいのかわからないが、上には上があるというか、自分はまだまだ楽しめていないという思いにひたる。


思い出し日記が遅々として進みませんが…。

6月10日(月)
時間があったのでふと思い立って、念願だった木場『河本』に飲みに行く。さっそくつぶやいたら家が近所だというノーミズ氏が合流。近所とは全然知らなかったので感動。

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 かけじょうゆ(マグロブツ)とあるが、マグロブツ(かけじょうゆ)ではないかとふと思ったが、でもこれでいい。


木場 河本 - YouTube

『河本』は100本以上見た『酒場放浪記』のなかでも最も心に残る店。女将さん(真寿美さん)が初めてお店に出たのが11歳で、一升瓶が重かったという話とか。ご両親がお店をはじめたのが昭和21年というから、もう70年?ぼくがはじめて親父を飲み屋(無造作にテーブルが置かれた昔ながらの土間の店だった)に迎えにいったのが10歳位だから、もしそこが『河本』だったら40歳くらいの真寿美さんがいたのだろうかなどと妄想しつつ…。ホッピー、煮込み、かけじょうゆなどをありがたくいただいた。

KnowMeZ『Nowhere NowHere』

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ノーミズ氏率いるknowMeZの5曲入り1stミニアルバム。アルバムタイトルで思い出すのはフィリップ・K・ディック『ヴァリス』に出てくる有名なフレーズ「GOD IS NOWHERE」(神はどこにもいない)「GOD IS NOW HERE」(神は今ここにいる)。もともとはどう受け取るかはあなた次第みたいな宗教的なアナグラムだったと思う。音はFactory、クレプスキュール、チェリーレッドなんかの香りが漂ってて個人的に超好み。ギターのアイデアからイメージが無限に膨らんでいく感じは、とくに最後の13分を超える大作「Melt(the darkness)」で強く感じる。繰り返し聴くと余計トランス感覚が味わえて心地いい。ミニアルバムといっても歌もアレンジも(録音もいい!)アイデアが次々紡がれる感じでいくと印象としてはフルアルバムの満足感。
試聴はここ↓
http://knowmez.tumblr.com/tagged/music#.UfmIaKyIoSw