ズートホーン00のこれからどうスラッヂ

「これからどうする?」の土佐弁「これからどうすらぁ?」とMy Favoriteロックンロールバンド「ザ★スラッヂ」をかけて、一時どこかで流行った言葉。そんな、将来への不安をこじらせたような物言いをいまも引きずる、たっすい(頼りない)ブログ。

なんでそうなるの?

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高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)

高い城・文学エッセイ (スタニスワフ・レム コレクション)

 

 小学校の便所ではなぜ大便を基本しなかったのか。
みんなに大便のイメージをもたれたくなかったから?
横に連なる汲み取り式の巨大な便槽が無気味だったのか?
便槽の糞にからみつく蛆の群れに尻が疼いたのか?
その闇のどこからか、ときどき蝙蝠が飛び立ってきたからか?
…いつの時代の便所だよ。


坂上二郎の芸風と人柄をこよなく愛するおれとしては、
ゴルフ場で倒れて以来の大復活はうれしいかぎり。
たまたま主治医とのラウンドで、
なんていうのドライバー?を持つ手が
ブラブラしたのを見て脳梗塞とわかり、
倒れてもいないのに救急車を呼んだことが幸いしたのだった。
ところでその日もギャラリーサービスとして
例の飛びます飛びますをやったのかな。


友人と戦後60年について語っていたときのこと。
澤地久枝がミッドウエーの「運命の5分間」というのは
実はなかった、という説を立てたことを受け、
日下公人がこの説はなかなかにするどい、と評価した。
という話の流れになったのだが…。
日下公人(クサカキミンド)が澤地久枝説を支持したんですよ」
「え~、ちがうよ、カツンドじゃなくてキミンドでしょう」
「…いや、だからキミンドって言ってますけど」


戦争と言えば、刊行がすすむ「スタニスワフ・レム全集」
国書刊行会)の第2回配本「高い城・文学エッセイ」のなかの
『H・G・ウエルズ「宇宙戦争」論』になぜかつながった。
レムは、自らの戦争体験から、「宇宙戦争」が第二次世界大戦
によって新しい残酷な意味を獲得し、現代化した、と言う。
しかもウエルズは戦争体験が皆無だったにも関わらず、
これを創作したことを絶賛する。
そして、自分たちポーランド人が受けた、
ドイツの集団虐殺主義による侵略と、
同じくらいの規模の火星人からの(想像上の)侵略の
比較自体は別にたいしたことではないとかいいつつ、
レムにあの「わすれがたい光景」を思い起こさせるのだ。
しかし、公開間近のトムクルーズ主演「宇宙戦争」は
CGが史上最強なのはいいけど、戦争についてレム的連想を
起こさせるものかどうかはまったく不明。

 

(死力回復センターML 2005/01/31)